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宮城県&栗原市&若柳ありがとうございました。

 9月27日〜始まって一月半に渡った宮城県での展覧会が終了した。家を出たのが9月23日。義母の祥月命日でもあるお彼岸のお中日の法要を済ませて出発。11月5日の真夜中、丑三つ時に帰宅。夏服から冬服に変わって、多いに寒い思いもした。従弟の家でも弟の家でもストーブやら炬燵が出ていて、冬支度。宮城県迫桜高等学校での創立10周年記念展では初日に有賀小学校の児童教職員合わせて72名が訪問。母校の児童に抽象画の説明をした。音楽もお菓子もいわば抽象の世界。ということなど話す。そのまま町中の“あめやギャラリー”にもバスで移動していただき、たったひとつある町のギャラリーにご案内。一度期に72名もの大勢さんが入ったことなど皆無。ギャラリーのオーナー伊藤雄三氏は花火を打ち上げたかった、花火を打ち上げたかった、と2度云われ、嬉しさを語っていた。次代を担う子供たちが、「町にはギャラリーがある」ということの認識をいだいてくれたことが本当に良かったことなのだ。あめやギャラリーには高等学校時代のグループが35名まとまって訪問してくださったがそれを含めて350名程の方々にご高覧いただいた。
 岩手宮城内陸地震のさいに崩落した荒砥沢崩落現場での絵画教室は、子供に大人の参加者を入れて60名ほどの大勢。お天気も良く、地元の長老5名の見守る中で、蛇のひなたぼっこもあったりして、 NHKのTV,仙台放送のTV,河北新報、大﨑タイムスが取材、報道して下さった。事前には毎日新聞社が取り上げて下さっての前宣伝も有り難かった。
子供たちには「顔がそれぞれ違うように、イメージも違うはず。自分のイメージを大切に、他人(ひと)真似ではないものに挑戦。他人のイメージしたものを尊重しよう」と。それが世界平和に繫がればと願っている。
 仙台市での個展は初めて。10年程以前にグループ展があったが、同会場。まぁはじめての気がしないのはオーナーとは顔みしりの所為。いろいろと公私にわたって面倒をお掛け致しました。ありがとうございました。面倒をお掛けしたと云えば仙台市の名士・神永久雄氏ご一家。並びに河童亭の二代目久次郎氏、店長、親方。夫と延べ8回も。大変ありがとうございました。熊のクマソバ。美味しかったです。瓶覗き。私は運転手で飲めずにとても残念でした。サンマのお刺身、その他活き造りありがとうございました。
 仙台市では従弟の家一軒をかりました。これもとても有り難かった。自炊しました。といっても夜はほとんど河童亭でしたから、朝、つくりました。ハイ、パンを焼いたりだけでしたが。弟夫婦が持たせてくれた炊飯器とお米も最後の数日間は使いました。姉がゴーヤーの佃煮を送ってくれご飯の共に良かったです。どなたもありがとうございました。
 ところで同好会の「かっぱ村」の35周年記念祭も兼ねて仙台市に集まりましたが、遠くからは京都、秋田、東京、静岡・下田、郡山、横浜、二本松からありがとうございました。かっぱ村についてはこれくらいに。
 
 若柳から仙台市に観に来て下さったかた、仙台市から若柳に観に来られた方、京都や東京からいらして両方ご覧くださったかたとさまざまでした。長い期間お邪魔をいたしました故郷での展覧会、大盛会に導いて下さった多くのご協力者のみなさまありがとうございました。なかでも従弟の鎌田兄弟、弟の家族、同級生の二階堂富也さん、あめやギャラリーの伊藤雄三さんとその仲間のかたがた、ブログでお礼申し上げます。

ご無沙汰でした。

 十五夜。星を従えている。あんなに明るい月の左下に。月が明るすぎるから他の星は見えない。☆を従えた月。私の好きな夜空のありかた。いつまでも、月の消ゆるまで見続けていたい。
 さて、宮城県迫桜高等学校と若柳のあめやギャラリーそして仙台市での展覧会がはじまる。ここしばらくはその準備に追われた。今日午後暑い中を車に積み込んだけれど、80号サイズが入らない。50号3点30号2点、その他宅配になった。3箇所だからごもっとも。家中がダンボール箱だらけ。ダンボールの箱との格闘に疲れて、夜空を仰ぐ。今夜はゆで卵を外の月の下に。月の雫をいっぱいに受けたゆで卵をいただくのです。
明日から11月5日まで田舎と仙台市におります。遊びにいらしてくださいな。

平城遷都1300年記念・信貴山玉蔵院御神酒奉納収蔵展

 平城遷都1300年記念ということで信貴山玉蔵院御神酒奉納収蔵展が9月10日〜11日におこなわれる。奉納式典は9月12日午後2時。というご案内状が50枚も届いた。「平成史上に残る日本芸術遺産作家130」に有り難くも推挙され、指定された作品は「青い雪」/My birthday であった。50号の作品で既にニューヨークの常設画廊の主、Mr.Jainが
コレクションに加えてくれた物。日本に戻っては来ないので、新作であったこと等を含め御神酒のラベルとして末永く保存されることをお受けした。
第51代平城天皇の皇子、阿保親王の眠る京都東福寺塔頭願成寺親王堂にご奉納しておよそ5年。奉納の約束からは15年が過ぎる。今年7月25日には高山市の袈裟山千光寺に参り
平城天皇のもう一人の皇子高丘(真如)親王開基のお寺に足を運んだ。京都嵐山大悲閣千光寺に奉納予定があって、千光寺とか、阿保親王のご兄弟という関連から無視出来ないものがある。一昨年は、阿保親王さまとお妃伊都内親王、そして息子在原業平の3人が眠る大原野の墓所をお参りした。と同時に、第50代桓武天皇の神社にも参詣。いまだ第51代平城天皇の墓所におもむくことが出来ずにいる。奈良。チャンスであるのに、奈良市佐紀町にじ山。平城宮跡のすぐ北。
 貧乏絵描きの悲しさ。計画予算が立たない。奈良に行くことが出来たときには石上神宮にも在原神社にも、そして西行が庵を結んだ吉野の山奥にももう一度と欲張るから自分でもあきれる。橿原市や斑鳩には自転車を走らせて巡った。若い頃。もう自転車は無理かもしれない。往復をいれると5日間。西行の庵は一人では行かれない。小径すらない。
20年以上も前に行ったときには、ぼやぼやしていて、歌さえ作らなかった。岩清水が流れていて、一本の桜がまだ花をつけていた。やはり今一度行きたい。

展覧会の準備中

 月遅れ盆も終わる。そろそろ過ごしやすい季節が巡ってきそう。この秋には宮城県で3つの展覧会を予定しており、いま準備中ではあるが、いよいよ拍車をかけないと。
宮城県迫桜高等学校が創立10周年記念で、記念祭の一つとして展覧会を計画してくださる。9日間。それと同時に町中のギャラリーで小品展を開催する。こちらは11月3日まで。さらには、高等学校に展示する比較的大きな作品で、仙台市にあるSARP・仙台アーティストランプレース(旧青城)にてやはり11月3日までの予定で展覧会をする。
仙台市の分のDM作製中。印刷屋さんにデザインしたものをメールするも夏休みに入ってしまった。これもやがては印刷が上がってくる。より多くの故郷の人たちに観ていただきたい。そう思っている。

不二の説明

富士宮市から見る富士山はでかい! のです。

ロシア連邦の展覧会と富士宮市のまちなかアートギャラリー

 ロシア連邦のサンクトペテルブルクでの展覧会には予算がつかずに今回も行かれず終い。絵画の方は過去と今回と4回行き、過去にはそれらの絵が賞を携えて帰って来た。帰って来ずにエルミタージュ美術館の収蔵作品と成った幸せな絵もある。今回はエルミタージュ美術館の学芸員のかたの評論文が付いてくるそうな。7月7日には終了する。
 さて一方、静岡県富士宮市における第8回まちなかアートギャラリーに出品させていただくので、ここ2〜3日準備をしている。浅間大社のご近所で、インテリア加藤さんのお店に出品。2階のギャラリーカトウ。富士宮市にはたくさんのご縁をいただいている。1999年の「あおき」での個展、2008年のお宮横町「ぷくいち」そして「Rihei・蔵」と開催した。まちなかアートギャラリーは7月1日〜6日までの短い期間ながら大勢のアーティストが参加していて何やら愉しみである。今日はわたくしの処にご来場、ご高覧くださる方の為に小さいカードを作成した。夫金城のアイデアによる。「デビル」という5号サイズの小品。お店の1階のウインドウに展示する。全部で15点展覧しようと、シミュレーションを終わったところ。スタンプラリーもあって企画盛りだくさんの富士宮市まちなかアートギャラリーに是非お運び下さい。お待ち致しております。

手作りハガキ
デビル 5号
手作りハガキ

葉山茶

 先日夫が出張中で比較的のんびりした一日、庭の花壇に少しだけ作っているお茶の新芽を摘んだ。てんぷらにして自分だけ食べるのは罰当たり。お茶にした。ほんの40グラムほどの量。普段は京都のかりがねをいただいている。まろやかで夜に飲んでも眠られる。で、今朝は葉山茶を淹れてみた。6月5日に7〜8人集まるので、美味しい淹れかたを研究しよう、というわけ。茶の量と湯の温度の加減がまだ判らない。狭山茶の茶葉。25年程前に埼玉県のある庭先の垣根から実を失敬してきて育てたもの。すっかり葉山茶に育っているはず。かりがねとは随分かけ離れた味。土の匂いが混じっているかな? っていう具合。甘みはある。実験ばかりしていると無くなってしまう量。
 さて、今年は紋白蝶、紋黄蝶、蜆蝶があまり飛んでいない。先日黒揚羽が飛んでいて夫に報告したが、なんと毛虫も少なくて、カラーの花が虫に喰われなくて、立派に咲いている。毛虫は沢山いるとおもわず地面に落として踏みつけたりするが、今年は見つけてもそのまま、やり過ごす。紫陽花の葉はレース状になっていて、虫がいるらしいが、今年はやはりそのまま食べさせている。虫の姿が見えないから。いやな寒さが続くので昆虫たちも困っているらしい。そういえば今朝花壇の満天星躑躅(ドウダンツツジ)の徒長枝を
剪定。4本しかないので直ぐに終わる。朝露が蜘蛛の巣にあって、露が顔にかかる。椿と柘植の木は気分が向かずにそのまま。広くない庭。気分が向かず夏草がぼうぼう。
 ここまで打つうちに2本の電話。何を書くんだったか判らなくなっている。
 明日は望月。晴れるといいのだが。3日月の日にはビーナス(金星)との天体ショウが見られなかった。とても残念。

 ところで多田祐子の十八番「ブルーベリー五目ご飯」。よく作り方を教えてって言われる。とても簡単。ブルーベリージャムを砂糖変わりに使用。酢と併せる。ご飯を炊くときに、干し桜エビを少し入れて一緒に炊く。ほのかにご飯が桜色。ブルーベリージャムだけでは色が美しくならない。そこがポイント。五目は別に炊き合わせておく。ニンジンだけは砂糖で堅めに湯がいてザルに入れ粗熱を取っておく。これも色が肝心だから。あとは全部あわせるだけです。
お試し下さい。写真は3月30日に作ったもの、です。

ブルーベリー五目ご飯
ソムラップ殿下にお届けしたもの
ブルーベリー五目ご飯

フィレンツェから

 ボッティチェリ没後500年ということでそれを記念した賞「フィレンツェ美の珠玉褒賞」というものが届きました。アレッシオ・ガルヴァーニさんが評を寄せてくださっています。鮮やかな色遣いが巧みと見える作品。この一見無造作ぶりは実は全く無造作ではなく計算され尽くしているはずだ。とあります。「a key」という題名です。「Mitsuko」
を題材にしました。クーデンホーフ・ミツコのことです。明治の御代にオーストリア・ハンガリー帝国の貴族に嫁入った日本初の伯爵夫人の方を鍵仕立てにそして香水の壜もどきにしました。30号です。

a key
フィレンツェアートプロモーションコミティより
フィレンツェアートプロモーションコミティより