節分でした。

京都から届きました富久豆

福は内 鬼も内なる恒例にのりて
我が家の富久豆を撒く
お菓子で出来ている食べるに
惜しい 福娘です

お正月の終わり

正月が終わる 

2月は木目月・雪消月・春半 という言い方が好き

最近の生活から様ざまです
じ ょうびたき割れずに庭の薄氷を
夫は小枝に急ぎわりたり


散策の跡たどるらし地図ひらき
車中にひとり女の午後2時


古希ちかき夫に貧乏背負わせし
われは絵の道 発展途中

お正月の終わり(2)

あるまでの命とぞ思ふ貧しさや
肩身もせまき寒鴉吾


軸物にいどめば難題多くして
対峙す墨とわが大経師


シ ャ|ンといふ音もすがしやお鈴
我が家ぬちに今 幸ひ運び来

日程の変更

 10月の京都左京区ギャラリー左司馬での展覧会の期間が変更になりました。22日からで一週間短くなってしまいました。ギャラリーのオーナーさん舌夫妻が
韓国に用事が出来てしまったそうで、やむを得ず変更です。土、日曜日が3回と11月3日の文化の日の休日があります。この時期に京都行こう−! と計画してください。

江戸の蕎麦

 1月24日から始まったグループ展・ダブニールに行く銀座通いがはじまった。オープニングパーティだったが、夕刻までの時間つぶしをかね、江戸風蕎麦やさんを探して、蕎麦を食べ、満足。江戸草子を150冊以上読んで、すっかりお江戸が好きになった。ダブニール展に出品した作品の一つが「江戸」。その後、銀座1丁目まで散歩しつつ、友人の一人が案内状をくださったので、やはりグループ展だが、画廊を覗きに。ここの画廊が戦災にあわずに残った建物ということで、またとても趣があっておもしろい。小さな画廊だったが、お当番さんや画廊主さんとおしゃべり。お互いのハガキ・DMを交換した。私の友人は93歳。友人と言ったら叱られるから先輩。その先輩は夕方からのパーテイには来るかもしれない、良かったら来ない?というお誘いを残念ながら“ごめんなさい”。私達のパーティは4時頃から始まって、二次会もあるのが普通。月曜日は各画廊でオープニングパーティが開催されるから、ダブってしまいました。“後でダブニール展を覗きに行きます、ちゃんと会場に居て下さいよ”と仰ってくださったお当番さんが本当にご来場。パーティの準備中で、何も召し上がってはいただけなかった。名前は明かせないがとっても素敵な“ダンディさん”。このダンディさんの絵はがきも沢山あって、本画も飾ってあったが、財布の中はほとんど空っぽ。あいかわらずの状態。お蕎麦を食べる少し前にCitibankからニューヨークの画廊にカタログ代やメンバーシップ代を送金。帰りの電車賃しかない。93歳の先輩の“かっぱの絵”を残しては帰れないので、幸い一枚しかないのでこれを購入。画廊主さんも何時か来て下さるお約束。国立新美術館も行って下さるそうな。20号一点が31日まで展示されている。
 1月24日は「からっぽな財布」をあいかわらず持って、新しい出会いがありました。尚「からっぽな財布」というパステル画を買ってくださった故郷のお茶やさん、新しいお客さんが来ますように。また。

描き始めています。

 昨年暮れ、12月初めから終わりに掛けて、ニューヨークのマンハッタンはチェルシーにある名声も高い画廊からのオファーがあった。多田祐子の絵画を飾ろうと仰って下さり、返事を1月8日までにというメールが度々あった。全文英語。当然和訳、英訳が大変でとうとう対応に限界があった。どっさりの英文。同じ事を書いてあるのだが、こちらからの返事がいわゆる日本的。あちらには曖昧? らしい。2011年はアレンジメントが出来ないが、2012年なら応じてもいい。
といった具合にお返事した。2011年が出来ないことが理解していただけなかった。20年来のお付き合いが続いている57th(丁目)の画廊A.JAIN MARUNOUCHI ギャラリーとは3マイルとは離れておらず、Mr.Jain のところに5〜6点預けてあるから、今すぐに私には対応が出来ない。ここ最近、テロ対策上から航空便での輸送が出来ず、船便に限るということも大きな不安だ。彼らの仰る「星のような絵画」を船で送り出すのは、結局は嫌だ! ということで、その上今年はニューヨークには行かれない。返事の内容は「ニューヨークに今年は行かれないこと。和訳、英訳が私にはハードなので、日本語でやり取りが出来ると良いのですが」。ハワイに留学中の25歳の青年Mr.Satou syouhei に英訳してもらった。最早ハワイに帰った?から、次回からはメールの転送で。しかし2012年のオファーがアルとは限らない。
 57thのMr.Jainは私の英語力を先刻承知。20年間ブロークンイングリッシュで済ませてきた。足りないことろは紳士協定で。さて、英語を勉強せねばと思うが、取り敢えずはこのお正月中に小品0号〜15号サイズ57枚のキャンバスの地塗りをした。5〜6回。部屋中が油の匂い。酔っぱらいそうになりつつ。
今年は多田祐子展第55回を京都のギャラリー左司馬で開催予定。10月16日〜11月6日までの3週間。京都散策がてらお出掛け下さい。
また、6月1日からの鎌倉古陶美術館での紫陽花展に出品オファーがあって今描き始めています。何枚でもかまいませんとのこと。5枚は出品しようかとおもいます。こちらも鎌倉散策のついでにお立ち寄り下さい。

鎌倉歴史探訪

1月15日鎌倉市高徳院鎌倉大仏
と3歳児
みどり児にイメ|ジあるらし大仏の
おおきすぎたと 声たて笑ふ

1月8日どんど焼き

 少し雨が欲しいくらい乾燥しています。温かな日。朝から葉山下山口のどんど焼き。松飾りや玄関に飾った注連縄を燃やしました。  富士山がくっきりと。  どんど焼き 金時山の大向こう 富士の高嶺は孤高きわだつ  冬の海なぎて水面に花と見る 小さき数多の潮の泡かも  東(ひんがし)の日を背に受けて 突堤にうつりし影を彫塑と見たり

水面の花
私の影
どんど焼き
テトラポットのさきに見えます霊峰富士