弥生の空

2月が29日まであって、その閏日、もうかったきがする。何をしたかというと、ハッポースチロールの小さな箱を利用して、簡単だけど
きれいな作品を作った。15年まえに作ったものを我が家の壁に今も飾ってあって、何とか大丈夫そうなので、13個つくった。
糸の美しい色の物を買ったのは大分前。ハッポースチロールと糸で作る簡単な作品。
今日はサインを入れて、埃がつかないようにそれぞれを箱に詰めた。さまざまな小函を捨てられずにお取り置きしてあるのが、役に立つ。
施設でお世話を戴いている夫を6日から自宅で過ごして貰う。ディサービスや訪問介護、ショートスティを利用して。
一度引き取ってもらったベッドが3日にセットされる。そのベッドをセットするスペースを便利に使っていた。
空けなければならず、急ぎ制作。また、海外から帰ってきた作品の数々も置いてあって、動かさざるを得ない。
弥生の空の晴れ渡った中、郵便局にも急ぎ行った。
糸を操っていたら、肩こりがひどくなり、難渋している。

さて、旧暦でも閏日なのかと暦を確かめる。3月23日が旧暦の2月29日。お彼岸の明けの日に当たっている。
ちなみに、西行法師の「願わくば」の歌の如月の望月の頃という日は、今年は3月10日。はたして桜は?
弥生の望月が4月8日。これでは桜は散っているでしょうね。“望月の頃”ということなので、かけ始めの月よりは、充ちてくる方の月、
と思いたい。13夜、とは云っていないし、上手に願いどおりに春に逝ったのだが、3月23日が命日。旧暦の2月29日である。
翌24日が新月。望月では無く新月ということで、月は出ていなかった、のですね、西行さま。

明日はいよいよ家の中を整理整頓です。
今日の作品を少し紹介します。

題はこれからです

雪の焼岳

奥飛騨温泉郷の焼岳に来ています。今回は短い滞在。18日に降った雪景色を眺めています。
今朝露天風呂の前の雪の上にハートを描いたひとがいて、ふたつ描かれていたのですが思わず、13個のハートを描き加えました。
暮れに書いた書を額装して飾ってくださったというので、見に来ました。
親戚の大叔母が見たい! というので一緒に。雪景色にも当然ながら感激しています。
2014年から夫と車で17回程来たのですが、前回と今回は高速バスを利用。しかも夫 無し。
夫は施設。3月6日から自宅で見ようと思うので、この先はいつ来られるのか見当が付かない。
しかし最近は左手で車椅子を漕ぐ。舵は足でとるように今リハビリ中。
キットそのうちに再び来ることができる! とそう思っているところです。

雪の上にハートがふたつ描かれゐて13個のハート描き加えたり

和室を撮影したものをいくつかアップします。
洋室の小さいオイルパステル画も。

オイルパステル画
オイルパステル画
オイルパステル画
オイルパステル画
墨絵
墨絵
墨絵
墨絵
墨

をんなの時間 さまざま No.36

短歌作品の手作り豆冊子「をんなの時間 さまざま No.36」を、作り始めている。
時間が空いてしまい、歌数が多くなり、綴じるのに苦労するページ数になってしまった。
これ以上の紙数になると、ホチキスをし損なう。
今時々ホチキスに翻弄されつつ、綴じている。
忘れたページがあって、さて、どれ? と探すのは大義なので、40部づつ作ろうと思う。
100冊作って、最後の方で何やら1〜2枚余るものが出てくると大変。
すぐに見つかる場合もあるが、それでもやはり大義。
それが一枚不足の時も大変。二枚重ねて気付かないなんて!という羽目になる。
これから、たった今コピーした分の40部を綴じようとおもう。
中身の歌数首と表紙、裏表紙をアップします。81首の綴りです。

わが宿る冬の昼臥し覚めし時しばし佇む雪舞ふ窓に

油断ともいへるこたびの転倒はご褒美なりし2日ゆったり

また一つ電球切れぬ限り月五日の残り令和元年

表紙と裏表紙  掠れ筆にて
表紙と裏表紙 掠れ筆にて

今日届いた賞状

実はもう賞状は要らない、心境。しかし話しが方々から来て国際文化交流を続けさせられる、ということはまだ未熟です! ということか。
こんな話しは愚痴。止めて、賞状と訳文をアップします。
出品作は「微笑み・ The New Years Pine Decoration」 
批評文:抽象的に色が重ね合わされ、洗練された色彩の交響曲に融合される。そこでは自分の感情、自分の人生を振動させ、実証済みの感覚の感情的な儚さを具体化する。
    (ミッシェル・ジョン)

訳文
訳文
微笑み
微笑み

新しい富士さん

ここ3日ほどかけて、新しい富士さんをマア、完成させた。
画面上ほつれているところを繕って、オパールをイメージして、やさしい富士さん。
はみ出しが好きな私としては、少々整いすぎだが、6号サイズという小品。
難は無いが、チョット迫力に欠ける。2019年5月4日のブログに加筆したとあって、まあ、更に加筆したということ。
レース状の富士山をこのまま活かしたい思いが強く、茜の空模様に苦心。
掲示します。

茜不二
茜不二

新春サムホール展 始まる

正8日。雨である。夜に入って凍るようだと坂道を上り下りする此処は困る。どうかこれ以上は寒くならないことを祈る。
夫の居る施設には午後2時30分から出掛け、夕刻6時ころに帰宅する。

さて、新春サムホール展が世田谷区代田6-6-1 スマートシップギャラリーで始まった。4点出品している。
13日までの期間。休廊は無いもよう。
どうかお出掛け下さい。たくさんの小作品が愉しませてくれるはずです。

多田祐子の4点
多田祐子の4点
会場の様子
会場の様子

明けましておめでとうございます

令和元年限りの夜から元朝にかけて、少し仕事をしました。墨絵です。
令和2年の朝を迎えて、若水を汲み、私なりの神さまとご先祖さまにお節を
準備。結局のところ全て私がいただくのですが、お雑煮の餅と、飴餅を、
伊達巻、田作り、その他色々頂戴して、横目では、歳をまたいで描いた作品を
見ながら、午前中が過ぎました。

年賀状、出せなかったのですが、今年もたくさんの方からいただきました。
ありがとうございます。
で、これから施設の夫のところに、その年賀状を持って、見せ、読んであげようと
思います。

一点だけ色差しをしました。掲示します。

なお
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

逃げろ 逃げろ
墨&ニカワ オイルパステル 金
逃げろ 逃げろ

今年最後の作品を作っています

2019年は怠けたわけではないけれど、作品が極端に少ない。毎日夫の居る施設に通ったというのは
理由にならない。ただ、作品を創る気にならなかった。
この12月中旬に薄氷に気付かずに転んでしまって、肋骨を傷め、毎日湿布薬を貼って治している。
もうだいぶ良くなっていて、今夜が令和元年の限りの日、というのでちょっとは描こう!
と、早めに令和元年の限りの夕飯を摂って、10号サイズの紙を広げた。
今描きつつあるの。その中の何枚かをアップします。
完成していないものもあります。つまり途中のもの。アッ、イヤイヤ全て未完成です。
題名は決まっているものがあります。

それから今朝の歌を掲示して令和元年の限りの日を終わりたいと思います。
令和2年も宜しくお願いします。皆さま良いお年をお迎えください。

柿なます作りつつあり自らに 令和元年限りの朝を
友からのずんだ餅そへ昼餉をす お墓神社と参りしのちに

カニ尽くし
カニ尽くし
逃げろ  逃げろ
逃げろ 逃げろ
まだ題名無し
まだ題名無し
私の乗り物  走れ 走れ
私の乗り物 走れ 走れ

戦後75年企画 平和の祈り芸術展 2019

上記の展覧会の開催報告書が届いた。首里城公園内の杜館での予定が思わぬ首里城の火災で、急遽場所を
国際空港内、そして県図書館に移しての開催であった。スタッフの皆さんは、3カ所、そして、空港は真夜中の展示
作業だった模様。とにかくキャンセル無しで開催されたことはこの上ない幸いでした。
令和元年も後残すところ6日。何か忙しい気分だが、せっかくのご報告。
油絵は、「西行」20号サイズを出品。請われて短歌作品も出品した。
その短歌作品を掲示します。

パネルでの展示。
我が家に咲く小さな花を歌いました
パネルでの展示。

奥飛騨

我が宿る
その昔 皇つかりしこの出湯人びとは
癒す昨日今日また


そら渡る十六夜雲と分かれたり
淋しさまる限りの月かな


我が宿る冬の昼臥し覚めしとき
しばしたたずむ雪まふ窓に
このホテルで12首の短歌作品もできました
いずれ豆冊子に発表します。